2024-05-07 洛陽三十三所観音霊場第三番札所 護浄院(清荒神) 革堂からバス停一駅分の距離を歩き、右往左往してヤット目指す札所の拝観口に辿り着きました。 此方のお寺さんは、台所の火を治める神さんと安産祈願の仏さんをお祀りして居るお寺さんです。 護浄院は通称清荒神といい、本堂には「清三宝大荒神尊」をお祀りして居ます。後小松天皇の勅命により摂津国勝尾山から京都の高辻堀川に移され、其の後、後陽成天皇が王城(御所)のは巽(東南)の方角を守護するため豊臣秀吉に命じて現在の地に移されました。護浄院は、代々勅願寺であり、寺命は東山天皇が御所の浄域を護るようにと「護浄院」と命名されました。 准胝観音を御本尊として居り、もともとは、六観音のひとつですが、単独でお祀りされて居る例は少ないと言われて居ます。 此方の准胝観音をお祀りして居る寺院は、洛南に在る醍醐寺にも有りますが、醍醐寺の御本尊は宗旨からして大日如来でさすが、醍醐寺は不動明王や薬師瑠璃光如来も各堂に祭祀されて居ます。 次の投稿は、今NHK大河ドラマで放映して居る「光る君へ」の主人公紫式部の邸宅跡で在る盧山寺の景観を投稿いたします。