2024-05-20 何で流行って居るの? 今日は、朝から雨が降って居る中、わざわざ日曜日なのに雨の中、☔を挿して順番待ちをされて居るお目出度い方達で在る。 何を売りにしている飲食店か?此の映像をスワイプして拡大して頂いたら一目瞭然です。 果たして何なのか?と申しますと、汁なし担々麺を売りにしている元中華屋なのです。 私は、前身で在る中華屋知って居るから例え今流行って居ても私の此の店の評価は低いです。 中華料理の基本で在る火の扱いが成って居らず、油使いも下手くそだった。 一例上げると、直接此のお店に食べに行って調理の様子を見て居たが、ヒタヒタの油で鶏の唐揚げを揚げて居るではないか? 調理の仕方は間違いではないが、基本揚げ物を揚げ時は、沢山の油を鍋の半分位に具材がしたる様に揚げるのが基本で、高温の火でカラっと揚げて後は余熱を通して仕上げるのが中華料理なのです。 此の店で無くとも油使いの下手な料理人は居ますが、アノ全国チェーンを目指して居る餃子の京都王将でも酷い物を食べさせられてた! 其れも火の通っていない炒飯、焼き方と水の入れ加減を見誤ったベチャベチャの焼き餃子、油の分量を見誤って炒め過ぎて野菜から水分が出てしまった野菜炒め等上げれば切りが無い失敗例が数多く体験しました。 唯、今回未だ此の店の汁なし担々麺を食して居ないから評価は下す事は出来ないが、過去に不満を感じたので雨の中で傘を挿してまで順番待ちして食べに来る者の気がしれません。 私の近所には、此の店の様に不味い中華を食べさせる店が在り、余りにも閑古鳥が泣く程酷さで中華を止めて創作料理を提供する事にした店が有ります。 其の創作料理はオリジナルの本家が在り、其処の店主は南方戦線で兵役に赴き、現地で味わった料理の味が忘れられずに自ら店を興し、佛印(プノンペン)ソバとしてトマト・白菜・セロリ等を具材として使い、鶏ガラベースでスープを作り、野菜以外で中華風煮豚の焼き豚をトッピングにし、煮汁をトマトベースのスープに隠し味で混ぜて味にコクを足した味付けに仕上げ、茹でた中華麺に野菜たっぷりで焼き豚を数枚付けて食べさすプノンペンソバは格別で有りました。 親父は、其のお店からソバも食べず、トマト🍅のリコピンたっぷりの赤々としたスープのみを持参した粉ミルク缶いっぱいに詰め込んで買い求め、スープの代金だけ支払って持ち帰って来ました。 家で、予め用意して居た野菜(白菜・セロリ)と焼豚の替りに豚バラ肉をスープと一緒に煮込み、茹でていた中華麺が入っている鉢に流し入れて家での食事とします。 店で食べれば、其の当時のサラリーマンの月給が4万円平均の時代、家族3人で5000円の出費は痛いので馴染の店なのでスープだけ買い求めました。 昭和30年中頃から40年中頃までお店は在りましたが、店主の突如の急病で廃業と成りました。 あの当時、プノンペンソバが1杯1000円以上であったと亡き親父が言って居ました。 今、味を再現出来ないので勝手にアレンジしたり、まがい物を提供するお店が何件か有りますが、あのレシピを蘇らして具現出来る者は誰も居ません。 プノンペンそばの名前だけは、堺や近隣に知られて居るが、誰も本物を知って居る者は少なく、仮に1万人の人に聞けば知って居る者は5人も居ない幻の料理です。 其の当時、今の様にSNS等の通信手段が無く、正味来店した消費者のクチコミだけが頼りの時代、あれだけの信奉者が数多く居るとは不思議です。 何の荒打ちした腕も無く、場当たり的な発想で一時は流行ったが、廃れるのも早いと思います。 料理一品取っても、長い歴史が有って庶民の暮らし背景に思いを到らなかったら、作った料理人と料理が薄っぺらい物に見えてしまいます。